11月28日に飯山市役所で主任児童委員さんや市役所の職員さん13名を対象にヤングケアラーの講義とグループワークを行いました。
飯山市では令和6年4月からこども家庭センターを設置し、妊産婦から子育て世帯・こども・女性を対象とした包括的な窓口を設置されたとのお話がありました。
講義では9月の研修で学ばれた主任児童委員さんが市役所の職員の方とも共有したいとのご意向から、改めてヤングケアラーの概要等についてお話しさせていただきました。
グループワークとして事例学習を行い、「夫に頼れない外国籍の若者ケアラーが病弱な義母と幼い娘をケアしながら母国の親族に経済的援助をしているトリプルケアラー」の事例を元に、もし私が登場人物の立場だったらどう思うかをそれぞれ出し合いました。
参加者からは「今すぐの課題とこれからの不安を相談できる先がない」、「言語的な課題からコミュニケーションがうまく取れないことから話し合いができずに困る」、「発信すれば助けてくれる人は周囲にたくさんいるが、発信することが難しい」などのご意見をいただき、つながりをつくることの難しさと、その部分に関わりをもっていく主任児童委員の役割を再確認する時間となりました。