受講者事後課題のまとめ

 研修開催から少し時が過ぎたところで、改めて研修を思い返していただき、ソーシャルワークに関する学びを記憶にしっかりと留めていただくため、受講者の皆さんには事後課題に取組んでいただきました。
 そのなかの回答のいくつかをここで共有します。

〇職場を離れ、ソーシャルワークの現場で活動する皆さんと非日常の空間に身を置き、最先端で福祉をリードする講師陣の熱い講義とグループワークにどっぷりと浸かった贅沢な3日間でした。あらためて仕事に向き合うことができ、しなければならないことが見えてきたような気がします。
近年複雑な課題を抱える家庭が増加し、支援者側が頭を抱えることは多い。立ちはだかる壁にひるむことなく、一歩踏み出す勇気をもらえたように思う。
〇研修を受講した後に、自分の今までの業務を振り返って、もっと積極的に地域に出て、地域住民一人ひとりの話に耳を傾け、自分にできることを最大限に行っていこうと思った。また、素晴らしい先生方のお話から、勇気づけられ、よりソーシャルワークについて理解を深め、地域に貢献できるように活動していこうという気持ちになった。
〇改めて考えてもたいへんに中身の詰まった素晴らしい企画で夢のような3日間でした。講師の先生方との距離も近く、質疑も交えての受講となったことで、一方的に聞くだけの講義よりもより主体的な学びの機会となりました
〇個に対する小さな気づきやひっかかりから地域や社会を変容させていく力の生み出し方まで、ミクロ・メゾ・マクロの各レベルでの重要な視点について幅広く学ぶことができ、とても有意義な研修でした。
〇学びの大切さ、共に学ぶ仲間がいることの心強さを感じました。「学び」は自分のため、「実践」は住民のため、今回の学びを日々に業務に活かしていきたいと思います。
〇研修後、仕事をする際の視点や考えの視野がとても広がった。自分は訪問する際に果たして気づけているのだろうか、その方の暮らしに目を向けられているのだろうか、課題ばかりに目を向けてしまって、それだけを何とかしようとしてしまってないか。支援もミクロになってしまっていたなと感じた。その方の生活をみて「気づき」、伴走者となれるような支援をしていきたい。また、そうしたことを、地域の気づきにして、今度は住民と一緒に考える、ミクロの視点だけにならず、それぞれの視点で終わらせない。相互を繋げよりよい地域づくりのため、一歩前に出ていきたい。
〇全ての講義において学びがありました。改めて、ソーシャルワークの奥深さ、難しさ、素晴らしさを知れたことに感謝です。そして私たちはそのような仕事に携わっているのだという自覚。ソーシャルワークを本当に理解して実践するのはとても難しいことですが、学び続けることが大事だと思いました。
〇今回この研修に参加させていただいて、講師の先生方や他のソーシャルワーカーの熱い話を聞いて、ソーシャルワークってこういうものだったよな、こういったことがやりたくて社会福祉士を志したんだよな、と熱い気持ちがよみがえってきました。
〇その人一人ひとりに寄り添うソーシャルワークを丁寧に行うことは日々多様な業務を行うなかで容易なことではないが、それでも目の前にいる困りごとを抱えた人の安心になるのであればそこにかける時間は決して無駄なことや非効率なことではないと思う。今まで見えていなかった(目を向けていなかった)ことを見ようとする姿勢が出発点となると感じ、研修後の業務で実践している。
〇自分の関わりによって個人や地域がより良い方向に進んでいるのか迷うこともあるが、忘れてはいけない初心を思い出させてくれる素晴らしい研修だと思います。3日間の研修にもしっかりとしたストーリーが感じられ、伝えたいテーマがはっきりしていることで参加する側も学ぶ目的を持って参加することができます。
〇今年で2回目の参加となったが、定期的に熱のある講師や仲間と触れ合うことで、自身を奮い立たせることができ、毎回新たな気持ちで仕事や私生活に挑むことができています。来年もよろしくお願いします。