2021年7月に第1回、2022年1月に第2回を開催してきた「身寄りなき時代の地域ガイドラインづくり勉強会。先日12月9日には9市町村の行政、社協職員の参加を得て、第3回目を開催しました。ゲストに、平成30年度「『身寄り』のない生活困窮者に対する支援手法に関する調査研究事業」を実施され、『身寄り』の課題を整理、提起された芝田淳氏(司法書士・NPO法人つながる鹿児島・理事長)をお招きし、基調説明をいただいたうえで、県内の取組を踏まえながら参加者みんなでディスカッションを行いました。
芝田氏からは、「『身寄り』とはつまり「人」であり、身寄りの代わりにお金を払うのではなく、「人」とつながることこそが大切」とのご助言をいただきました。特に当事者の方どうしがつながる互助の可能性や、そのなかで他人のためにできること、地域のためにできること、社会のためにできることに着目し、具体的な役割を担ってもらうことの重要性について学びました。
また、県内でも地域ガイドラインづくりに向けて、いくつかの市町村で検討が進められていますが、作成したガイドラインが棚に飾られることなく、実際に使用、見直しが繰り返されていくことが大切であると理解に至りました。
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