6月10日、長寿社会開発センター大北支部が、圏域の地域づくり関係者を対象に、フューチャー・デザイン・ワークショップを開催しました。(協力:信州大学経法学部、長野県社協)
まずは300年前の大北地域について古地図を見ながら共有したあと、「自然・環境」「人口変化」「観光」「移動」のカテゴリーごと現在の動きを出し合いました。
そのあと信州大学の井上先生より将来世代のなり方についてお話しいただいたうえで、参加者は300年後に暮らす将来世代になって2324年の大北地域を語り合い、最後は300年後に何を残し、何を創り、何を手放すべきかを出し合いました。
研修のまとめでは、井上先生から看板の写真が紹介されました。大町市内の用水沿いに掲げられている看板には「きれいにしてくれてありがとう」と記されています。
井上先生「これこそ未来の人々から今を生きる私たちに向けた感謝のメッセージですね!」
参加された方々は、300年先の将来世代を体験することで、視野が広がった一方で、人の暮らしにある本質を見定めることができたようです。