2024.12.4 上田市城南地区人権を考える集いにてヤングケアラーについてお話しさせていただきました

 

12月4日に上田市城南公民館で自治会役員さんやPTA、民生委員、人権擁護委員、公民館役員等の方々を対象にヤングケアラーについて学ぶ研修が開催され、47名の方々がご参加されました。

城南地区公民館では法務省の提唱する人権週間に合わせて人権擁護に関する取組を毎年行っており、例年の人権懇談会の形から具体的な取組を学びたいとのご意向があり、今回は昨今の話題にも上っているヤングケアラーについて学ぶ研修を企画されたそうです。

講義の中で、ヤングケアラーとは「家事や家族の世話などを行うことによりやりたいことができない等の権利が守られていないこと」が問題であることをお話しさせていただき、できるだけ早い段階で気づくことが大切であることをお話しさせていただきました。

また、講義のなかでは、実際のヤングケアラーの声も聞いていただきたいと思い、abnのユーチューブ動画もご覧いただきながら、支援が必要なことを学びました。

参加者からは「ヤングケアラーに対して自治会や各役員としてどう関われば良いか」とのご質問をいただき、①子どもから信頼される大人になること(通学路のあいさつ運動やイベントで顔見知りになること)、②子どもが所属する世帯へどう関わるかを考えること(ケアが必要な対象や世帯に糸口があるかもしれないこと)、③チームとして情報を共有すること(学校や市役所や社協などに相談しながら対応すること)をご提案させていただき、地域全体で子どもの育ちを見守っていくことを確認する時間となりました。