12月16日に岡谷市要対協構成員研修にて「長野県におけるヤングケアラーの現状と支援について」と題してお話をさせていただき、要体協の構成員や市職員の方々、市内幼保小中学校の代表の先生方など40名の皆さんとヤングケアラーの学びを深めました。
当日、ヤングケアラーの現状についてお話させていただき、県内の相談事例として、「シングルマザーで精神不調な母とひきこもり傾向の兄、不登校気味の妹の三人世帯の支援事例」や「介護が必要な祖母と精神的に不調な母を支える出産直後の娘さん(トリプルケア)」、「親の通訳をしている小学生」などの事例を紹介させていただきました。
こうしたご家庭を支えるためには、子ども・若者を起点としたケアだけではなく、世帯全体を関係機関でそれぞれの役割分担をして関わることが重要であることをご紹介させていただきました。
参加者の方からは、「ヤングケアラーと言うと家事や育児をしている子だと思っていたが、精神的な気づかいや親の通訳など、様々な負担の種類があることを知った」等のご感想がありました。