9月30日の伊那・木曽地区を皮切りに、10月31日までの間、県内各地区でひきこもり支援実践研究会を開催していきます。
第1回は、6月から7月にかけ「本人や家族から学ぶ勉強会」として県内10圏域で行いましたが、2巡目となる今回は「本人や家族に必要な社会資源とは」というテーマのもと、当事者や経験者の方を交えながら、本人や家族の気持ちを理解した社会資源の提供のあり方を共有することを目指します。
この日、伊那で開催した研究会は、カフェにいるような音楽が流れ、ティータイムやコーヒータイムにちょっとした甘さを口に含みながら、皆がリラックスした雰囲気のなか活発な意見交換がなされました。
それぞれの背景から発せられる当事者や経験者からの意見はとても貴重で、「そんな場所だと行ってみたい!」「こんな場所は行きたくない」という言葉に、参加者が全員が理解を深めることができました。そして、最後にはやはり「人が大切」との意見があり、居場所の前提として身近な人への信頼に期待が寄せられました。
社会資源とは、モノであり、空間というイメージですが、必要とされているのは、寄り添える「人」の姿勢と、資源に関わっている人たちの「物語」であることが共有できました。
次回は、10月5日(水)10時から上田、14時30分から佐久で開催します。