今年度の「ひきこもり支援実践研究会」は佐久会場にて終了となります。のべ回数26回を各圏域にて開催しました。この実践研究会で得られた認識と理解は他のセミナー等では得難い情報と体験だったと感じます。どの圏域にもそれぞれの特色があり、参加している支援者は皆真剣に悩み考えています。この研究会で使われたワードで「支援臭(しえんしゅう)」という、支援者としては聞いて不快を感じさせられる言葉があり、参加者それぞれが自戒を込めて使っている場面も多く見受けられました。一人ひとりがひとつひとつ個人として、グループとして、地域として考えなければならない課題が山積みであることがわかった一年でした。
「居場所とは結局はひとだ!」とばっさり切り捨てることは簡単です。しかしその「ひと」になるために支援者は「特別な支援者」を目指す必要はないでしょう。ただ、各々が、誰かにとっての「特別」であることに誇りと自信を持っていてください。
実践研究会は引き続き次年度も継続していきます。皆さんまたお会いしましょう。